Velviaモード vs Velvia100
誰もが一度は考えただろう
そして、誰もバカバカしくてやらないだろう…
ことを、あえてやってみました。
お互いが別物なのはわかってますよ。
スキャナの性能で結果が違うことも。
でも、やっぱり確かめたかったんだもん!
レンズはどちらもCONTAX。
画角の違いが発生するので、AXにはPlanar50mmF1.4、X-H1にはDistagon35mmF1.4を装着しました。
(これだと完全には同じ環境ではないので、最後に両方D35で撮ってみた写真も掲載します)
ちなみにスキャナはこちら。
Plustek OpticFilm8100 Film Scanner
スキャニングソフトは付属のSilverFast 8。
中間トーン30、コントラストと彩度は0に設定しました。
Round.1
なんだろう?
この微妙に似てない感じ。
ただ、よく見ると左の幕の紫や空の青が「ぽい」。
続いてRoud.2
黄色系の彩度が違うとこんなに印象が変わるか?という感じ。
逆にそこさえ何とかすれば似てる、とも言えます。
ちなみに両者SS 1/125。
Round.3
あら?
デジカメ大苦戦の様子?
同じSS 1/30なのですが。
デイライトでないにも関わらず、リバーサルの方が好ましい発色になったような?
Round.4
もうどっちがどっちと書かなくてもわかりますよね?
上がX-H1、下がVelvia100です。
ただ、コマをルーペで見てもこれだけの大きな違いはないです。
ちなみに、Photoshopでトーンカーブを調整してカラーバランスで黄色を足すと
補正をかければこの通り。
最終Round
色はともかく露出が…。
同じISO100、F5.6、SS1/125なのですが。
撮った時の印象としては、下のVelvia100の方が近いです。
X-H1の方は矢印ボードの色が安いプラスチックみたい。
シーンによってはフィルムの方が再現性高し?という結果になったのがちょっと驚きました。
と、いうわけで。
<今回の比較のみによる推論>
・VelviaモードはやっぱりVelviaそのものじゃない(少なくともRVP100じゃない)
高彩度モードである
・リバーサルの発色はいまだにシーンによっては、デジカメを凌駕する
※なおこの結果はあくまでも「個人の感想」です
FUJIFILM リバーサルフィルム フジクローム Velvia 100 35mm 36枚 1本 135 VELVIA100 NP 36EX 1
- 出版社/メーカー: 富士フイルム
- 発売日: 2013/04/01
- メディア: エレクトロニクス
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番外編
最後に同じDistagon 35mm F1.4 AEGで比べてみます。
1.5×クロップでこれだけ画角が違います。
というわけで、次回もお楽しみに。
(CP+の話も書かなければ…)
CONTAX Planar 85mm F1.4の魅力
前回、3本のCONTAXレンズを所有していると書きました。
その中でも個人的に思い入れがあるのは85mmです。
以前もMMGタイプを持っていて、こいつはF2くらいで人物を撮影した時に「俺って天才かも?」と錯覚を起こさせてくれるような魔法のレンズでした。
開放では…当時EOS 5DMarkIIにつけていましたが全くピントの山がわかりません(笑)。
ライブビューで拡大表示してやっとわかりますが、そんな撮り方で最初から最後までやっていたら日が暮れるので開放は諦めてました。
と、その頃から比べると価格も高くタマ数も少なくなってしまったために、再びMMGを取り戻すことはできませんでしたが、今手元にあるAEGもなかなか。
X-H1のVelviaモードとの相性もバッチリです。
「西ドイツ製」と書いているので30年以上昔に作られたレンズですが、この写真の発色となだらかなボケ方からして、とてもそんな風には思えませんよね。
XF単焦点レンズの優秀な写りとはまた違った意味で、これはすごく「アリ」です。
このレンズの本来あるべきところ(CONTAXカメラ)にもつけて、今度は人物撮影にも使ってみたくなりました。
撮ったらまたレポしますね。
X-H1にCONTAXレンズをつけて春を撮る
さて、ここまで書いていた「X-H1購入とCP+持参の際の顛末」ついてはまた日を改めるとして、今日はちょっと角度を変え、マイブームになっている「X-H1にCONTAXレンズをつけて撮る」についても書いてみます。
僕が今持っているCONTAXレンズは
・Planar 85mm F1.4 AEG
・Planar 50mm F1.4 AEJ
・Distagon 35mm F1.4 AEG
以上のラインナップ。
「最低限これさえあれば」という超有名な3本です。
でも、X-H1のために購入した訳ではありません。
X用の単焦点レンズは、比較的良心的な価格でびっくりするほどいい写りをする…と評判ですからね。
去年、6〜7年くらい撮っていなかったフィルムカメラでの撮影を再開するにあたって、どうせ撮るなら前と同じコンタックスで、と考えて、ボディ(AX!!)と同時に買ったものです。
ですが。
どうせなら、とフジのデジカメにつけて撮ってみると、これもなかなか!
というわけで。
これからその写りについても、写真やムービーでお見せできたらと思っていますので、どうぞよろしくお願いします。
まずは取り急ぎ、ご挨拶まで。
X-H1を買いました その3
買ったどーーー!!!
普通ならこのままとっとと帰宅するところですが、この日はこの後「CP+の初日を見学する」というミッションが控えています。
そして、デジタルカメラはこれしかありません。
なので、「X-H1をこのまま使う」と、資金の他にも自分なりに数日前から準備を進めていました。
レンズは手持ちのCONTAXやLeicaMレンズをつけるべく、前日にK&F CONCEPTのマウントアダプターを購入。
さらにAFの速さも確かめたくて、XF18-55mm F2.8-4を中古で思い切って買いました。
もう、毒を食らわばなんとやらです。
経験上バッテリー充電量の不安はありましたが、ハード的にはこれで大丈夫なはず。
店を出て2階ペデストリアンデッキの椅子に腰掛け、急いで組み立てました。
お外で開封の儀などもちろん初体験です。
レンズ、ブースターグリップ、ストラップをつけ、バッテリーをグリップに入れてスイッチオン!
初期設定を済ませてみると、やはり。
同梱バッテリーはすぐ消耗するくらいしか充電されていませんでした。
ですが、このカメラはUSB充電対応機種であることを事前に調べていました。
それなら!とまた入店。
モバイルバッテリーのコーナーに行き、2A以上の出力がある充電ずみの物を購入しました。
カメラに充電する際は、1Aでは足らないのです。
そしてもう一点、USB3.0の短いケーブルも購入。
カメラのUSB端子がスマホによくあるタイプではなく、3.0の平べったいやつなのです。
これで全て整った僕は、もう一回さっきの店外の椅子に座ってモバイルバッテリーにケーブルを挿し、カメラと接続して横浜へと向かったのでした。
副都心線から東横線へと乗り入れて電車がみなとみらいに向かう間、モバイルバッテリーとカメラをぶら下げた状態の僕は怪しい雰囲気満載。
しかし、そんな怪しい格好でも耐え忍んで充電しているにもかかわらず、いつまでたっても充電目盛りが増えていきません。
なんとブースターグリップのバッテリーは本体から充電できない(のだろうな?とその時は予想)という事実!
…知らねえよそんなん。
グリップを外し、本体にバッテリーを入れて充電し直すと、ようやく目盛りが増えてきて一安心しました。
これならなんとかなりそうです。
横浜から乗ってくるお客さんも、ちらほらカメラを持っています。
どうやら目的地は同じところのよう。
ほどなくしてみなとみらい駅につきました。
去年のCP+に行った時に食べたカレーを食べようと思ったら「お店がない」といった軽いショックを乗り越えつつ、改札を出た僕は、さらに大きなショックに見舞われます…。
「CP+に行きました その1」に続きます
X-H1を買いました その2
いよいよ発売日当日。
すでに手持ちのデジタルカメラやらレンズやら何やらは全て売却済。
現金購入の準備を整えるためとはいえ、1週間ほどフィルムカメラのみの生活です。
邪念を除くべく、X-H1のこと以外は考えないようにしました(笑)。
発売日は平日だったのですが、会社にはCP+見学のための直行直帰許可をもらっていますので、その途中立ち寄りということで、朝の11時台前半にお店を訪ねました。
朝のビックカメラの景色はまた新鮮ですね。
ハルク店のカメラコーナーは元々デパートとして作られた建物の2階にあるので、入口から爽やかな午前の光が差し込みます。
そこから入って奥へ向かい、レジのそばでおもむろに
「すみません、予約しておいた者ですが…」
と切り出してふと周囲を見渡すと、まだお昼前でお客が少ない上に、買う奴なんて自分ひとりです。
目立つ!(実際は他のお客さんにジロジロ見られたりしないです、落ち着け自分)
レジ前で少し待つと、黒い箱が出てきました。
「おおお、想像よりちょっとデカい」
特にグリップの箱がかなりデカいのが想定外です。
箱から中身を取り出していよいよご対面。
α7sもGH5もミラーレスカメラとしては大きい方ですが、厚みと重厚感はそれ以上に感じました。
保証書に押印している間、今度は用品類を同時購入するためにお店を回ります。
いや、ここが今回ビックで買った大きな理由でして。
この日はカメラ関連アクセサリーを5点(以上)同時購入するとポイントが15%になるキャンペーン期間中。
なんという僥倖でしょう!たまには天が味方することもある(笑)
何せベース金額の大きいカメラですから、5%の差でも万単位。
液晶保護フィルムとSDカードだけでも2点、あとは安いクロスなどで数合わせを…。
と行けば簡単だったのですが、なんと発売日に保護フィルムが入荷せず。
SDはキャンペーンで入手する予定で不要のため、さらに目算が狂います。
苦肉の策で、ブロアとクロス以外に買った3点がこちら。
デジタルカメラのためにフィルムを買う…冗談みたいな本当の話です。
こうして15%にアップしたポイント全額で、グリップも無事購入。
(グリップの箱が大きかった理由は、ACアダプターが同梱されているからでした)
保護フィルム未入荷のお詫びにと販促品までもらって、発売日としては恐らく誰よりもお得にX-H1を購入できた?僕ですが、ここからCP+まで怒涛のような慌ただしい時間を過ごすことになります。
その話はまた次回に。
「その3」に続く
X-H1を買いました その1
はじめまして。
最初の記事なので、簡単な自己紹介を。
性別:男性
年齢:ミドルエイジ=おっさん
写真歴:約12年(年齢の割に浅い)
趣味:カメラ
特技:人物撮影
資格:フォトマスター検定1級
現在所持しているカメラ:CONTAX AX、LEICA M5、CONTAX T、FUJIFILM X-H1
実は数年前にブログを書き始めていたのですが、諸事情で放置していました。
昨年からフィルム写真撮影を再開したこともあり、復活させることにしました。
中には全く不要な話もあれば、有益な話もあると思います。
その辺りは読者の皆様に上手く使い分けていただければ幸いです。
さて、表題に移ります。
いきなりですが僕、今月発売のミラーレスカメラ、FUJIFILM X-H1を“発売日に”買いました。
人柱上等だぜ!ヒャッホー!
「アホな事した?」という自覚ですか?
正直かなりあります。
買い増しではなく完全な買い替えですし。
ソニーα7sとパナソニックGH5とレンズ数本ずつ、全て売り飛ばしました…。
誓って言いますが、どっちもいいカメラです。
ですが、フィルム撮影を再開した僕の中で明らかに「動画中心」でカメラを選んだことへのモヤモヤが。
「気持ちよく写真撮りたーい、ええい!」
そんな心の声が、予約させてしまったのです。
というわけで、購入記。
良かったら読んでくださいませ。
今から少し遡ること2月の中頃。
噂サイトなどで小出しにされてきた情報が解禁になりました。
「X-H1」という、フジ初のボディ内手ぶれ補正を搭載する新型が3/1に発売されるのです。
その先行展示の情報を聞き、ビックカメラ新宿西口店、いわゆる「ハルク店」へ。
「CP+前に触れる!」とトキメキながらコーナーへ直行すると、もう先客がいました。
しばらく待たされます…。
永遠のような数分後(笑)実機とご対面!
触りながら「デカくね?シャッター軽すぎね?」とネガな独り言を呟きつつ。
頭の中はもう、自分の愛機にした時の妄想モード(笑)
ですがそういう時に限って、店員さんは背中を押してくれないものです。
散々悩んで、深呼吸するためカタログをもらって翌日出直し。
そして「すみません、予約を…」
まんまと買っちゃいましたよ!
はてさてそして数日後。
ふと僕は思い出したのです!
フジの必殺
「バッテリーグリップないと性能落ちる」
じゃなかった(笑)
「バッテリーグリップをつけると性能アップする(ブーストモード)」
という事実を。
慌ててそっちも予約(笑)
ついでにキャンペーンの予約宣言も済ませます。
そしていよいよ2/28。
発売前日のこの日、お店から丁寧に「入荷しました」の電話連絡が入りました。
なんて親切な!
「てことは?今日フラゲできますか?」という僕の願いは丁重に断られ…。
なんて殺生な!
あと1日待つことの辛さ…電話して来たら欲しくなるじゃん。
悶々とした2月の最終日はこのようにして終わり、いよいよ購入の日を迎えます。
「その2」に続く