Take a picture
しゅごい!
写真界の暗い話題を吹き飛ばすような、そのものズバリなタイトルの歌が出た!
しかも今人気絶頂のNiziUが歌っている!!
いや待て。
MVを見ると全員スマホのライトをつけながら撮っている!!
つまりカメラは使わない。
これが、現実か(泣)。
あぁ教えてあげたい
カメラで撮った方が、特に夜は何倍も盛れることを。
という冗談?はさておき。
「写真を撮る」がこのように大半の人にとって「=スマホで撮る」となった現在、PENTAX K-3IIIという「APS-Cセンサーサイズ一眼レフ」が世に出る意味とは何なのか?
が今日のテーマです。
(&また他人の揚げ足取りだよ)
PENTAX K-3IIIとはこんなカメラだっ!
一眼レフ全盛期にこのスペックで出てたら大騒ぎ、1.05倍100%視野率OVFだけでも気合の入り方が違います。
ところが世間どころか、カメラファンにも騒がれないんだな〜これが。
カメラ雑誌の休刊が相次ぎ、主力となるはずのネット記事もなんとなく鈍い。
特に!
ここであげる広告記事がこんなでどーすんの?と思って書いたのが、今日の本題です。
まずはこちらをお読みください。
「デジカメWatch」私が一眼レフ“も”使う理由
https://dc.watch.impress.co.jp/docs/interview/k3m3/
がですね…。
「本当にPENTAXがスポンサードした記事?」
って驚くのです。
まず第一。
4名とも現在、一眼レフとミラーレスを
「併用してない」
もう、タイトルからして違う笑
そればかりか3名はミラーレスユーザーなのでPENTAXユーザーでもないという残念さ(未だにK-01やQを使っている確率も0じゃないですが)。僅かに鹿野さんが昨年一眼レフ派に戻したと書いている程度。
もし僕がライターならせめて「K-3IIIで“再発見”した一眼レフの魅力」等、内容にタイトルを合わせるのですが。
次に、みなさん
「褒めてない」(苦笑)
例えば藤里氏の「泥臭い、田舎臭い」PENTAXの絵が好きって…?
「いい意味で」なんて、何でも語尾で逆説にすれば許されるってもんじゃないわ。
ところが他の方々も押し並べて「便利じゃないとこがいい」って感じなのです。
それ、褒めてます?
そして極めつけは
「ライター・インタビュワーの質」
多少誘導気味でもテーマに沿った答えを引き出すのが仕事でしょうに、フリースタイルすぎて「このカメラマン、言ってることおかしくね?」な内容になっちゃうのは、ライターの資質が原因でしょう。
特に藤里氏の記事。
AF-Cで測距点をジョイスティック移動させていったらカメラがいうことを聞くようになった〜MFで「触りたいところに」ピントを合わせる、のくだり。
結局AFは使えない、というジャッジでしょうか。
それに「瞳AFが不要」「そんなもの入れるからアマチュアが混乱する」は完全に余計。
(女性モデルに)キレイ可愛いと声に出さないのは「男の怠慢」ってのも表現が昭和すぎだし、「触りたいものにピントを合わせる」〜「目を触りたいとは思わない」って…完全ヤバい人になってる。
またRAWで撮らない理由が「現像しているうちに撮影時の光を忘れちゃう」って?
2000枚もの写真をプレビューしててもその時の雰囲気は思い出せるのに?
そしたら、フィルムネガを現像してコンタクトプリントしてから暗室作業で印画紙に出力、の頃なら写真家にはなれないですよね。
現像する時間があったら女の子を撮っていたいとか、ポートレートの大家がエロボケ言いたい放題だったら、界隈と個人の名誉のためにも編集段階でバッサリ落としなさいって。
また大村氏も変。
彼女のおっしゃる「PENTAX SPのようなKマウント機」は、僕の記憶の中に存在しないのですが。記事のチェックミスなのかアタシがバカなのか。
また若い女性は「APS-Cか一眼レフか、クラシックレンズか」を気にしない…ですか?「クラシックレンズフルサイズ教」のせいで、今やフルサイズミラーレスカメラが圧倒的人気なの、わかってんのかな?
ああもう!
今回もまたラブでもピースでもなくなりつつあるので、ここからは僕の考える「今あえて一眼レフで撮る理由」について書き連ねます。
もし修理可能だったら今でも645Dを使っていた位、併用に何の疑問も抱かなかった不感症…じゃなかったDDなので、5年も使っていないのに急にいいとこ話せと言われた可哀想な並木氏よりリアルな意見だと思います(また敵を増やす)。
1. ファインダーはアナログがいい
RAWとJPEGの違いでも触れましたが、一眼レフのOVFでは当たり前に見られる自然界の無限色が、EVFでは24bitに減色されます。またドット数とリフレッシュレートの低いEVFもまだ多く存在します。
粗い画を見せられながら撮る不自由はSD Quattro Hで嫌というほど思い知っているので(苦笑)、K-3IIIの広く明るく見やすい光学ファインダーこそ、撮影の際の大きな武器となってくれるでしょう。
2. カメラホールドの作法がしっかりする
一眼レフは、右手でグリップを握りカメラを操作、左手はレンズを支えながら操作するのに適した形状になっています。特にPENTAXは、フィルム時代から操作系とグリップ感に配慮したデザインであるため自然と「カメラの持ち方」が身に付くのです。
SNSで人気の女性(たまに男性も)カメラマンが、ミラーレスカメラの背面液晶をファインダー代わりにして、コンデジやスマホのように左右とも肘を体から離して撮っているのを見かけますが、K-3IIIでいっぺん矯正されてほしいなぁ。
3. 造りの確かさ
「一眼レフの本体色100パターン」や、GRのグリップカスタマイズサービスを展開していたPENTAX RICOHらしさは、パーツ同士のぴったりした接合ラインに現れています。そんな造りの確かな防塵防滴ボディの中に、動体追従AF性能や暗所撮影性能に優れた最新の映像デバイスが組み込まれ、PENTAXが他社に先駆けて採用し熟成を重ねたSRII(ボディ内手振れ補正)も強力とくれば、250,000~260,000円の初動実売価格も納得です。
何といっても、キヤノンがこの分野でのやる気を失った現在、APS-C一眼レフの選択肢はほぼD500とK-3IIIしかなく、野鳥カメラマンやレースカメラマンのように「一瞬のタイムラグも許されない望遠レンズ派」にはかなり重宝されそうなのに、4人の中にそっち方面の人が誰もいない。万人にバカ売れするカメラでないのだから、せめて売りたい方面に刺さる内容にして欲しかった記事なのでした。
ところで話は戻るのですが。
「Take a Picture」を最初から最後まで聴いて歌詞の字面も追っても、おじさんには何にも響かなかったよ…少なくとも若い人が「若さと」とは言わねーだろ笑
って。
そういうこと書いてるからダメなんだよね〜ブログもSNSも。
二重(NiziU)の意味で。
またダジャレで締めてしまった…。