カメラはラヴ&ピース!で2022

カメラ博愛主義、レンズ開放主義のブログ

理由

 あけましておめでとうございます

本年も10回/日くらい読まれる零細ブロガーとして裏街道を歩いていきたいと思いますので、読者の皆様どうぞお見捨てなきよう。

細かいですがブログ名を「2021」にしました。

LOVE2000みたいなのもいいんですけどね。

愛はどこからやってくるのか?

自分の胸に何十年も問いかけてますがちっともわかりません笑

来ないんだもん!

ですので、せめてアップデートだけでも。

 

さて新年一発目のブログはこんな歌から

理由[中条きよし][EP盤]

理由[中条きよし][EP盤]

 

 渋いねぇ…。

 

おっと、昭和歌謡を聴いてしまうと感傷に浸ってしまっていけねえな。

本題に入ります。

今回は、僕がなぜ2021年にもなって

・PENTAX645D

SIGMA fp

SIGMA SD Quattro H

という「不便なカメラ」を使うのか?の

「理由」

について書きます。

SIGMAの2台は現行品…すみません)

 

【PENTAX645Dを使う理由】

1. 絞りコントロールの醍醐味を味わうため

僕が中判を好きなのは、センサーが広くて絞りの効果をダイナミックに反映できるのが第一の理由、と言っても過言ではありません。画素数ならフルサイズの方が上の機種もありますしね。

今、写真を撮る時にフォーカスや露出をカメラ任せにしてもほぼ大丈夫なので、ここでカメラマンの力量の差はあまり出ません。

フレーミングは確かに大事ですが、これもトリミングが可能。手振れも強力に抑えてくれますし、暗所撮影も問題なし。ストロボさえもTTLがいい仕事をしてくれるようになってきました。ですので、設定を除けばあとは絞りのコントロールこそが、撮影する瞬間で最も力量を反映させられる点じゃないか?と個人的には思っていまして。

絞りひとつで被写界深度だけでなく、滲みや周辺の流れ方、光源の形や光芒の出方も制御できる(ついでに限界SSも)と思うと、やはり開放からバッチリシャープなAPS-Cやm4/3よりもこちらを取ってしまうのです。

 

2. みんな大好き、Kodak CCDだから

実は、僕自身そんなに「コダックのCCDだから」というこだわりはないのです。写真の色は映像エンジンが決めるんでしょ?

でも、そんなにみなさんが有り難がるのなら、オリンパスやライカの小さいセンサーより画素数が高くピッチにも余裕のあるこいつで撮るほうがより「ありがたみ」が増すと思いまして笑。

ところが、645D使ってると公言してもあまり反応がはかばかしくないのですよね…。

E-1には「お、オリンパスブルーキレイ!」、M9には「M10にしないって、こだわってるね〜!」といった賛辞が浴びせられるのに、なんでかな???

 

3. 安いから

中古で20万円を切った645Dはもはやフルサイズ一眼を下回る価格になりました。

それでも本体は「高い」といえますが…中古レンズはズームも単焦点も1万円台からの激安価格。広角、標準、望遠のズームにマクロ1本と150mmか200mmの単焦点をつけても全部で10万円あれば買える?のです。AFレンズがですよ?

MFレンズだともっと激安で玉数も豊富なので、あっという間に必要な焦点距離はコンプできます。

カタログ上の新品価格はメチャクチャ高く、しかもフードがしっかりしていて高級感もあるので、見た目は決して安く見えない。

こんないいシステムあったのね!としか思えないのです。

そりゃフジやハッセルのほうが絶対的に機械性能は上がっていますけど(645Dはどんな高速SDカードを入れようが、RAW書き込みに10秒はかかるカメラです)、4000万画素と5000万画素の差なんて誰もわかんないって笑

そうそう、手ぶれ補正がないので4000万画素だとブレが目立つのではないか?という点については、気合いで解決しています(嘘です。重いのでシャッターボタンを押しても光軸がブレにくいのです)。

 

あ、テスト撮影よりポートレートでの運用実績のほうがいいですよね?

 

ひとまず今日はここまで

SIGMAについては明日以降書いていきます。

AF/AEコンパクトフィルムカメラをかつて一般的に「〇〇〇〇〇カメラ」と呼んだ時代があった、という話

またか。

news.yahoo.co.jp

 

それにしても、言い分がよくわからんのだよな〜。

「純粋な日本」企業だと、何が良いのでしょうか?

イマドキ、企業が「100% Pure Japan」をアピールして何の得になるのかがよくわかりません。

あと、比較広告としてライバル企業とそのCMタレントを差別的表現で貶す手法ですけど、これも何のプラス効果があるのかよくわかりません。

「確信犯め、毎度まいど胸糞悪いわ」

としか僕には思えないのですけど、成功者のやることってのは、常識では計り知れないものがきっとあるのでしょう。

 

さて、枕はこのくらいにして。

今回はカメラと差別のことについて書きます。

 

カメラと差別?

 

今となってはそれぞれ一見全く関係ない、「チコちゃんに叱られる」の唯我独尊ゲームみたいな単語の組み合わせにも思えますが、さにあらず。

コンパクトフィルムカメラがAEを搭載、AFも実現し、フィルムローディングもモーターで自動巻になって「シャッターを押せば写る」機械になったとき、人々はこれを総称して「(五文字)カメラ」と呼んだ時代がありました。五文字=上の記事と同じ侮蔑的表現ね。

これがですね、まずいことに世代男女を問わず普通に使ってたのですよ。

そうだな、90年代くらいまでは。

すっかり忘れていたこの事実を、昨日の記事で思い出してしまいました。

フルマニュアルだった頃は「フィルム一本全く写ってない」なんてこともザラだったカメラが簡単に使えるようになったのはとても便利でいいことなのに、なぜそんな表現で言い表されたのか?いまとなっては全くわかりません。

要は、差別表現であってもその意識が一般に薄く、平たく言えば「日常表現」だったのでしょう。

そんないわばカメラの「黒歴史」ともいうべき呼び名は、コンパクトフィルムカメラの終焉とともにすっかり姿を消し、今やその呼び方をする人もいなければ、恐らくそう呼ばれていたことさえ知らない人も多くいると思います。もちろん「カメラ年表」みたいなものにも載らないし、このまま語らずにいれば死語どころか消滅するかもしれません。

ただし、表向きは消えたようでいながら、本当の意味で人々の意識から差別が解消するなんてあるのかい?と、今回の「やけくそクジ」が重苦しい問いを突きつけてきた気がしました。

こんなにあからさまな形で。

くっそー!

ちなみにだな、サントリーウェルネスじゃないけど)さんはカメラをこう活用してマーケティングを怠らないのだ。

売れる、売れないをそんな暴論で片付けなさんな。

iotnews.jp

 

蛇足ながら、AE/AFフィルム一眼レフには最後までその名はつきませんでした。ということは即ち、コンパクトカメラを下に置くヒエラルキー思想がその当時のカメラユーザーにあったということです。

 

昔も今も「機材マウント」はあるのですよね…ヤダヤダ。

趣味の写真くらい、平和に行こうぜ。

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よー、そこの若いの

 またブログをサボってました!

それなのに、また最初から挑発的なタイトルです。

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竹原さんの歌が写真とどう関係があるのか?は読んでいくとわかりますので、しばらくお付き合いを。

 

さて。

僕は写真について下手なりにですが、常にこう思ってます。

「基本のお作法さえちゃんとしていれば、正解なんてないのだから自由に撮ればいい」

だから、今までブログでもTwitterでも、他人の写真についてあーだこーだは書いていませんしこれからも書くことはありません。ラヴ&ピースですからYo!

で、ね?そのポリシーが僕の脳内に語りかけるのですよ。

最近「変な“教える系”撮影会」が増え始めているのが気になってないかい?と。

今日はその辺についてちょっと書きます。

 

「教える」にもいろいろあって

・機材系(例えばストロボやマクロレンズなどを上手に使うなど)

・技法系(基本構図やかっこいいポトレの撮り方など)

・撮影場所系(スタジオの利用など)

・マナー系

ポートレート被写体とのコミュニケーション系

などなどは過去にもあったし、今も多いですね。

こういうのは初心者ならば上手く利用すれば、独りで手探りするより上達が早くなるので「頼り過ぎなければ」どうぞどうぞ…なのですが。

最近

サロン系

がなんとなく増えてきてないですかね?

いや、僕も統計をとっていないですので「気がする」としか書けないけど、なんか確実に存在を感じるのです。

ニュータイプとしての勘(ピロリロリーン)、というか(嘘)

 

サロン系…「マインド系」とも言えるかな?は大きく分けて2種類。

どちらもSNSでフォロワーを多く獲得している写真アカウントのオーナーが運営していることが多いのですが

ひとつは

「感性」とか「センス」とか、目に見えないものを伝えるパターン。

そしてもうひとつは

フィルムカメラ写真好きの若者同士が集まるフォトウォークにありがちな「仲間で褒めあって昇華」させていくパターン。

前者は否定、後者は肯定で参加者のマインドから自由を奪い画一的に(つまりオーナーのオレ色に笑)してしまう厄介なものです。

もちろん、人気のある人の写真が優れていることに異論はないし、それに憧れるのも結構なこと。でも、その人に物理的な距離こそ近づけても、作品の質が永遠に超えられなくなる状態に自ら陥る必要はないとも思いませんか。

肌色多めでコントラストの高いザラついた写真が量産されたとて、結局は「元祖」だけが勝つネットワークビジネスみたいなもんだし、α7IIIにタクマーやヘリオスくっつけて撮るとか、Nikon FM2CONTAX T2に期限切れフィルムを詰めて撮ることを流行らせるのは悪魔の所業(どちらもアンバランスだしカメラ業界の役には立ってない)とそろそろ気づいたほうがいい!…という俺の話も聞かなくていいから、若いのには自分らしく花を咲かせて欲しいのココロ。

ね、冒頭の歌とつながった。

 

今回の主張は、まぁそんなとこです。

 

追伸:

写真愛好家だけじゃなく、モデルさんも変な毒され方をしないほうがいいですよ。

たまにポートレートで「何mmレンズを構えてこの距離だからどの辺までを意識してポーズできるようにカメラを学びたい」と書く人がいますが、その程度はカメラマンが的確に指示すべきことです。

また、カメラによってセンサーサイズが違うので、50ミリはフルサイズにとって標準でもm4/3には望遠、中判には広角レンズです。もっと言えば、ズームレンズは前から見たって今何ミリかわかりませんし、カメラマンも無意識なので「24-70mmの今53mmあたり」なんてすぐに把握できやしない。

…あ、やべ!

今リアタイで敵増やしてるね僕?

表現直しますと、決して「無駄なことをするな」というのではありません。

レンズと画角の関係は写真の大事な要素の一つですよ。

とはいえ、中途半端な“〇〇すべき”(この場合誰かから「被写体もレンズの画角を見て、言われなくてもそれにあったポーズを考えろ」と吹き込まれたのでしょう)を覚えるくらいなら、いつでも全身どこでも来い!状態にしていただき、その中の「イチバンの部分」をポートレートとして切り取れるようにしてくれた方がカメラマンとしてはありがたいのです。

 

というわけで、結論。

僕のSNSフォロワーさんがもし万単位になったら

みんなのために「若い人がサロン系に引っ張られないための自由なサロン」

でも作りますよ…あ、あれ?笑

復活の日

 

復活の日

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 「ヨ、シズミーッ!」

ボロボロの格好でふらつきながら歩む草刈正雄に駆け寄って抱きつくオリビア・ハッセー

深作欣二監督がラブシーンを描くと意外にもなんとなくほのぼのしちゃう…失礼。

日本SF界の巨匠、小松左京の小説を映画化した「復活の日」の感動するラストシーンですね。

 

新型コロナウィルスと小説内に登場する超危険な細菌兵器「MM-88」はどことなく似ていても根本的には非なるもので、当然世界は最初の発症から1年とたたずに死滅したりはしなかったのですが、それでも経済活動や都市間移動が制限され、死んだような都会が出現したことで、50年以上前の小説(映画公開からは約40年)のシーンを想起した人も少なくなかったようです。

 

さて。

国の緊急事態宣言が明け、19日には観光も含めた大幅な自粛要請解除が行われ、まさに「復活の日」を迎える日本ですが、ついに今月から僕も復活させたのです!

それは、「ポートレート撮影」

 

…え?スケールちっちゃいなお前って?

まあまあ。

だってこれ、写真のことを書くブログなんだもん。

2ヶ月もの間、風景を撮りに旅行することもできなかったため仕方なく「家の庭の花」を撮って気を紛らわせていたのですが、所詮は庭。

あっという間にネタも尽き、Twitter上の「レタッチ企画」をGW中に荒らしまくるなど悶々としていた反動で、まあ撮るわとるわ!

週末に撮影会やらフリーのモデルさんをブッキングしまくりまクリスティ(いつぞやはしまくり千代子だったから別バージョンにしてみた)ですよ!

 

そしたらね、小さいけどいいことあったの。

SIGMA社長の山木さんからコメント付きのリツイートでお褒めのお言葉をいただいたり

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 最近では

僕が今ちょっと?すごく?気になってる女性カメラマンの宮藤あどねさんから

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いいね!もらったり。

そのくらいで喜ぶなよ、せめて「PASHA STYLE」認定とか、フォトテクニックデジタル入選とかじゃないと恥ずかしいぜ、という向きには鼻で笑っていただいて結構。僕が評価して欲しい人に評価されるのは素直に嬉しいのです。

もちろんその最右翼は被写体になってくれるモデルさんですけど、もうこれに関しては「撮らせていただけるなんて、あなた天使でしょ」と思ってるので無反応でもいいし、後から投稿消されるとかフォロー外されるとかしても全然オッケー牧場。むしろ正直に裏の顔を晒してくれた方が(矛盾のある表現だなw)こっちも距離感掴みやすくてありがたい位ですよ(そんな人、本当にごくたまにしかいないのですが…ポトレ始めてすぐに何例か当たったので結構印象深い)。

 

これは個人の感想でしかないのですが、こうしてまた撮れるって…それだけで嬉しいことじゃないですかね?僕、カメラはとても好きですけど、家でカラ撃ちしても全然ときめかないですよ。次はこんな写真撮りたい!って思うから、違うレンズが欲しくなるし新機種を試したくなる。そんな普通のことが普通にできるようになった今がとってもハッピーだし、上に書いたような小さい出来事でさえ、喜ばしく感じています。

 

ところがなぜかTwitterでは撮影ができるようになった途端「機材マウントがどうの」とか「撮影場所を教えるのがどうの」とか「そんなのどうでもいいだろ撮れた写真が全て」とか…。

そういう諍いの場に近づくのも嫌だし、それでも書けば「どうでもいい」と同一視されるのが関の山ですけど、全部承知で一言だけ書くね。

「コロナがまた襲ってきたらまた撮れなくなるんだから、仲良く撮ろ?」

 

小さな喜びを噛み締めながら、今つくづくそう思うのですが。

みなさまはいかがですか?

 

Zoomグラフィーすげー(違う意味で)

流行ってますね。

新型コロナウィル…じゃなかった、Zoomグラフィー。

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ほいでね、今日はその…

「ていうか、よくよく考えたら鬼美味しいじゃんZoomグラフィー」

という話を書きます。

あ、ここで私の性格が極度にひねくれていることを知らない方にひとつご注意が。

変に褒めてたら、なんか裏の意図があると思って!

 

で、話を戻すと。

結局これって、外出自粛中の被写体(主に女性)自宅で撮ることが多いわけですよね?

すると

・部屋がバレる(アングル決めているうちに間取りもバレる?)

・下手すると写真についた位置情報で家がバレる

・ポージングもライティングもモデルに指示するだけなので、カメラマン?はチョー楽チン

つまり野郎にとっちゃ三密ならぬ「三ラッキー」じゃね?

 

モデルさんがよくプロフに

「過度な露出NG」って書いてるけど。

プライベートがスケスケのスルー状態になる可能性大でしょ?

これは絶対やってみるべきと確信したわw

「ねぇそこの彼女〜、Zoomグラフィーやろ〜!」

(ってここまで前置きして乗ってくる人は100%いないな笑)

 

あーハイハイ、すみませんすみません。

やったことない情弱が妄想と僻みで書いてますよえぇ。

まあ、ぶっちゃけそうなんですけど…でもね。

「俺の占い当たるんだよ」とか「催眠術って興味ない?」と言い出す男と同じくらい、Zoomグラフィーでの撮影って今のセキュリティレベルだと怪しいシステムに感じるのよ僕には。

モデルさんたちの撮影できないフラストレーションの蓄積とか、撮影会中止による収入激減とか、そういう状況は十分理解できます。

なので、もしやるんなら最低限プライバシーの漏洩に注意するようにしてほしい。

っていうかあなた、カメラマンとのLINE交換とか嫌でしょ?

Zoomグラフィーって「Zoom」っていうシステムで直接繋がるのよ?

しかもZoomはLINEやTwitterInstagramと違って「変なことする人は排除」できるシステムではないからね(もちろんURLを共有しなきゃいいのだけれど)。

 

とここまで安全性云々を書きましたが。

もっと身も蓋もない言い方をすればつまり

「人に遠隔指示されて撮る外カメ自撮り」なのですよね。

もしそうでないとするなら、ちょっとこの老いぼれにもわかりやすく説明してくれる優しいお方、ぜひZoom飲みしながらご教示いただければ(笑)

 

買ってはいけないカメラ2020

「もうラヴもピースもどこへやら、とうとうメーカーに喧嘩売ってるよこいつ」

と思ったあなた。

あまーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーい!!!!!

ハンバーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーグ!!!!!

は、余計ですね失礼しました。

 

全くの誤解です。

買ってはいけないカメラと書きましたが「新品」とは一言も書いてません。

(もちろん僕の中では特にビギナーの方にオススメしにくいカメラはありますが、そんなの書けるわけないじゃん!プロじゃないからメーカーは怖くないけど、メーカーの信者が怖いじゃん?…あ、またやっちまった)

 

どうもこのカメラが地味に買われてるらしい。

Canon デジタル一眼レフカメラ EOS 5D MarkII ボディ

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キヤノンのフルサイズ一眼レフが5万円前後、確かに激安だ。

初代だと映像エンジンが古すぎるとか画素数が少ないとか液晶モニタが小さくてライブビューできないとか動画撮れないとか、まあいろいろ現代の水準からかけ離れているため、次に安いこいつが市場に出ると売れちゃう、ということなんだが。

 

アカン、やめとき!(スカーレットの八郎さんで脳内再生プリーズ)

理由は以下に挙げますので、購入ご検討中の方は参考にどうぞ。

 

1. メーカーサポートが終了している

つまり壊れたら捨てるしかなくなります。それでいいんですか?

まあ、たいていの人はここで思いとどまってくれるのだけれど。

「使い潰すから構わない」と思っているあなたに、では問いたい。

5D MkIIIにしない理由って何?(6Dでもいいや)

保証してくれるフルサイズ一眼レフにしない理由。

MkIIIですら現在の中古価格は10万そこそこです。最初からそっちを買わないで、5万円ケチって中古カメラ屋の保証が切れた後(メーカー保証が切れているので大体1週間)に壊れたら、また5万近く(売れているのでなかなか値が下がらない)出すのはもったいないでしょう。

もちろんMkIIIも修理代がかかるので、それと天秤ということもあるかと思います。

じゃあ、ファームウェアの更新は?

最近、キヤノン純正EFレンズの新製品はもう出ないかも?という噂が流れました。だったらファーム更新はなくてもいいかもしれません。でも、我々の買えそうな複数の古参レンズには、すでにリニューアルの時期が来ています。

50mmF1.4、85mmF1.8、100mmF2や終売?になった50mmマクロのSTM化などがあっても動作保証がされないのは悲しくないですか?

レンズメーカーが発売する新しいレンズの新機能を使えない可能性だってある。

「その時はサブ機にします」

あーよく言うアレね?みんな買う理由ばかり思いつくんだから。

で、プロでもないのにサブ機って使いますか?

重い一眼レフを2台持ちしますか?

 

2. 構造的な古さ

メディアがCFなので、容量あたりの単価がSDよりも高くなります。しかも1スロットなのである程度の大容量でないとRAW撮影に不安が出ます。

リーダーも含めて、意外と金食うんだってばここが!

また、分割測光が昔の水準のまま&AFポイントは少ない上に高精度のポイントは中央一点しかない。

僕もこのカメラをずいぶん長く使っていましたが、ここ一番ピントが欲しい時はLVにして拡大表示でMF合わせにしていました。

ISO1600を超える高感度の設定がそもそもないのはいいとしても(緊急のH1とH2は使いものにならない)、低感度設定もなくISO200スタート(100相当にはできる)なので、使える感度の幅も狭いです。

そうそう、Wi-Fiって何のこと?な時代のカメラでもありましたね。

FlashAirがあるって?あれSDですよ。

 

3. カメラ界隈のYoutubeを見て決めるとロクな事はない

まず「彼が悪いわけではない」と前置きをしておきますが

www.youtube.com

このコメント欄を見て愕然としました。

「今が買い時かもしれない」

「動画見て一年くらい前に買いました」

おいおい、冗談だろ?

少なくとも初めてのフルサイズ一眼レフにメーカー保証切れ(かその寸前)のカメラなんて買うなって。

危険性をわかってもらえないか…ん〜そうだなぁ。

カメラだと5万円が安く見えてしまうから違うものに例えます。

ブルーレイレコーダー、洗濯機、電子ピアノ、中国製大型テレビあたりが5万円ラインだとして、これらに「発売時期が古いので保証は一切ありません」と書いてあったら、あなたは買いますか?ちょっと高くても別のものを買うでしょ?

それでも「EOS 5D MarkIIの出す画が俺には最高なんだ!」「買う買わないは自由にさせろ」と言う向きにあえて止めはしませんが、キヤノンは同じ世代のDIGICなら同じ色合いの画像が出る、というメーカーです。

MkIIだけにしか写せない写真はありません。

イルコさんにとっていいカメラは、フルサイズ初心者にとってもベストなカメラとは=でも≒でもあり得ない、と言うことだけでも、ガッテンしていただけますでしょうか?

 

でもさ。

イルコも無責任だわねぇ、「何してるんですか?」って。

ロングランサポが欲しかったらライカにしなよ。

ちなみにそのライカですら「デジカメはデバイスがなくなったら終わり」だそうです。

銀座で直接聞きました。

結局こないだの「全力レビュー」といい、日本のカメラ系Youtubeに純客観的な投稿など期待できないってことよね。

情緒、じょうちょ、菜の葉に止まれ♪

(ついでにいうと橋が解体されるのも、そこが撮影人気スポットになったからじゃね疑惑)

 

さて今日は20日

月カメ買うか、しゃーない!(iPadにDL開始っと)

カメラマン 2020年 03 月号 [雑誌]

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ポートレートカメラマンよ、お前の罪を数えろ!

ある日。

僕の元に翔太郎とフィリップがやってきて、タイトルにある台詞をキメてきたとしたら?

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 「No!!!!、もはや運命は定まったも同然だ。何でもいいから反省の言葉を思いつくままに吐いてしまおう!」と、こんな自省の弁を述べてしまうかもしれない…というお話(もちろん全てフィクションです)。

 

ひとつ:風景カメラマンの悪いとこどりをするかもしれない罪

花火や日の出など、ポジション取りが大事な風景カメラマンのように、いろんな場所で勝手に「俺の空間」を作って場所を占拠、挙げ句はモデルさんを危険なエリアに立ち入らせてでも「映え」を狙った撮影をするかもしれませんでした。道や線路の側でフラッシュを焚くかもしれないですし、お花や葉っぱとコラボさせたくて、モデルさんに野生に生えているそれらを手繰らせ、手折らせるもしれません。

注意されたら究極「みんなやってるじゃないか!」の開き直りをしてしまうかも汗

この前グッディでも特集されていたように、道路を危険横断してその先にあるロケーションで撮ろう!と企む自分の未来を否定することができません。

全部まだやっていないですが、そのシチュエーションにいたとして、やらない勇気があるか?の自信がありませんすみませんすみません。

 

ふたつ:スナップカメラマンの悪いところをマネるかもしれない罪

スナップカメラマンさんのように「キャンディッドフォトは自由な権利」とばかりに電車やバスの中で不意撃ちをし、モデルさんが全く撮られると思わず無警戒で気の抜けたところを「構えていない良い表情」と言って無音電子シャッターで撮るかもしれません。傍からは無神経極まりなくても、写真だけ見ればそれはスナップの偶然が生み出す作品としての魅力として写っているに決まっているはず、と。

そして「ノートリミングノーレタッチこそ至高」とばかりに、隅にチラッと写る卑猥な看板も、モデルさんが気にしていたニキビもそのままSNSにアップしちゃうかもしれません。一般的な肖像権より作品的著作権を優先しない日本こそおかしい、そんな独善的な思考がほんのちょっとでもないか?と問われても、やはり自信がありませんすみませんすみません。

 

みっつ:マング…じゃなく、撮り鉄の宿痾すらマネるかもしれぬ罪

撮影に集中するあまり、線路側の樹木が邪魔なら枝を落とすか最悪伐採するくらい、フレーミングとタイミング重視で被写体と自分の間に遮るものは全て敵、と見なすかもしれませんです。

連合赤軍がテルアビブでSMGをぶっ放したように所構わず連射…じゃなく連写、駅のホームで撮る時に子供が横切れば罵声を浴びせ、美しいイルミネーションの玉ボケを乱す背後の通行人には舌打ちで追い払う、と公共の場にいながらさも自分の縄張りがあるかのように振る舞うかもしれない…未来が絶対ないなど、そんなことが言い切れる自信がありませんすみませんすみません。

 

2021/10/17追記:

がっつりやってまってるのを見てもーた

でも「いいね」は600超…

結局さ、SNSのポトレなんてやったもん勝ちじゃん

という証明にもなってしまった。

悲しみ〜

 

よっつ:カメコの悪事を手本とする可能性がなきといえない罪

「ローアングルで撮れば脚が長く綺麗に見えるよ〜」などともっともらしいことを言って、ガードの甘い初心者を狙ったパンチラショットを撮るかもしれない。そして、「誰と誰は学生の頃から知ってる」とあたかも有名被写体と親密なように自分をアピールしつつ他のカメラマンへのマウントをしまくり、撮影機材でもマウントしまくりな「しまくり千代子」に今後なることがないなど言い切れる自信がありませんすみませんすみません東京だよおっかさん(しまくりまクリスティの方が良かったかなw)。

 

いつつ:フィルムカメラ界隈に蔓延るダークサイドに墜ちるかもの罪

モデルさんでフィルムカメラに興味のあるコを「フィルムカメラは安いよ」と安易に沼の淵へ引きずりこみ、「電池がいらないし修理が簡単」と扱いの難しいフルマニュアルカメラを買わせ、案の定操作に困ると手を差し伸べて「みんなで教えるよ」とフォトウォークに参加させ、挙句に「フィルムは高いから」と共同での個人輸入を持ちかけ、ずるずると間違った情報を吹き込んで沼に沈めつつ、自らは知らぬことのない神のような立場に立つ、まるでソープやAVの女衒みたいな洗脳が意外に簡単にできちゃうのね!なんて恐ろしいこと、思っててもしません…なんて、うーん自分でも知らないうちにやっちゃうかもで自信がありませんすみませんすみません。

 

むっつ:そして極め付きはポートレートカメラマンの原罪

カメラを介さなくては異性と会話もろくにできないくせに実のところ自己顕示欲の鎌足、じゃなく塊。インスタでは柄にもない女子ウケ狙いのお洒落撮、ツイッターではフォロワーの本性をくすぐる肌色多めで発信を重ね、フォロワーが多きゃ多いで「少ない奴は努力しないのに僻み根性がうぜえ」、少なきゃすくないで「多いやつは傲慢で他人の写真を評価しねえ」とそれぞれ他方を思いやることなく罵る。

挙げ句はポートレートを出会い系と勘違い。

そんなポートレートカメラマンになんて…ほんの1ミリでもかすらないで生涯を終えると言い切れる自信がありませんすみませんすみません。

 

さて。

ここまで白状したので、呆れ果てたWは風都へ帰ってしまいましたとさ。

めでたしめでたし。

 

え?めでたくないって?

なんだその言い様は!カメラマンは悪い奴らばかりじゃないぞ!

一括りにするな、何ほざいてやがるんだ!!

まあそう思いますよね?

でもほら、これは主観ですからw

人それぞれの考えがあっていいんですよwww

って、便利な言葉ですよね。

僕は他人様のブログやツイートで「個人の意見」という名の暴言を時々見かけるたびに、ほぼ100%この言葉が書いてあって、しかも反論にも必ず「だからこう書いてるだろ、俺の主観なんだから」と書いてあるので、「主観」と但し書きすれば免罪符になると確信して今回のブログを書くに至りました。

 

なーんていうのはうっそ〜。

 

そりゃ6つの罪はこの世に全く存在しないわけではなく、事実トラブルも存在していますが、全員がそんなレッテルを貼られるほど、それぞれの分野のカメラマンは揃いも揃って悪人なのでしょうか?

いや違うよ。

という証明のためです。

どのジャンルの写真を撮る人も、おおよそルールを守り、コミュニティも平和で、敷居も高くありません。だから上の6つの章を読んでもどれひとつ肯けないし、「んなこたぁない」とタモリさん並の反応になるのです。

 

もちろんそれはポートレートカメラマンも例外ではありません。

この分野だけ犯罪者率が高いわけでも何でもなく、普通にいい人ばかりです。

このところ、影響力のあるポートレート界隈のツイッター利用者さんが、自身に向けられた陰湿な言葉に反応してしまったことで、方々から何かポートレートカメラマン界は嫉妬と欲望渦巻く苦界のように書かれることがあるのは残念でなりません。

でもさ。

そんなん昔からあるんだってば。

秋山庄太郎さんなどが若手だった頃、女性ポートレート作品を発表する写真家を総称して「婦人科」と揶揄されていたのは有名な話ですし、木村伊兵衛さんのポートレートは今でも「どこがいいの」と云われます。篠山紀信さんが撮られたAKB48の写真は賛否が分かれましたし、加納典明さんは派手な私生活や自己プロデュースも相まって写真に対する評価も厳しかったように記憶しています。

秋山庄太郎・自選集〈1〉女の素顔

秋山庄太郎・自選集〈1〉女の素顔

 
木村伊兵衛 昭和の女たち (ちくまライブラリー)

木村伊兵衛 昭和の女たち (ちくまライブラリー)

 
AKB48 Jump&Cry

AKB48 Jump&Cry

 
殴ったろか!

殴ったろか!

 

加納さんはTVや自らの出版物で反論してましたが、他の写真家は結局「どこ吹く風」。

大人(たいじん)とはかくあって欲しいものです。

 

井上陽水さんだって「君に寄せる愛はジェラシー」って言ってるじゃん? 

ジェラシー (Remastered 2018)

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  • アーティスト:井上陽水
  • 出版社/メーカー: FOR LIFE MUSIC ENTERTAINMENT, INC.
  • 発売日: 2018/09/01
  • メディア: MP3 ダウンロード
 

 

あ、これこそ僕の主観か。