カメラはラヴ&ピース!で2022

カメラ博愛主義、レンズ開放主義のブログ

よー、そこの若いの

 またブログをサボってました!

それなのに、また最初から挑発的なタイトルです。

よー、そこの若いの

よー、そこの若いの

  • 発売日: 2016/10/26
  • メディア: MP3 ダウンロード
 

 

竹原さんの歌が写真とどう関係があるのか?は読んでいくとわかりますので、しばらくお付き合いを。

 

さて。

僕は写真について下手なりにですが、常にこう思ってます。

「基本のお作法さえちゃんとしていれば、正解なんてないのだから自由に撮ればいい」

だから、今までブログでもTwitterでも、他人の写真についてあーだこーだは書いていませんしこれからも書くことはありません。ラヴ&ピースですからYo!

で、ね?そのポリシーが僕の脳内に語りかけるのですよ。

最近「変な“教える系”撮影会」が増え始めているのが気になってないかい?と。

今日はその辺についてちょっと書きます。

 

「教える」にもいろいろあって

・機材系(例えばストロボやマクロレンズなどを上手に使うなど)

・技法系(基本構図やかっこいいポトレの撮り方など)

・撮影場所系(スタジオの利用など)

・マナー系

ポートレート被写体とのコミュニケーション系

などなどは過去にもあったし、今も多いですね。

こういうのは初心者ならば上手く利用すれば、独りで手探りするより上達が早くなるので「頼り過ぎなければ」どうぞどうぞ…なのですが。

最近

サロン系

がなんとなく増えてきてないですかね?

いや、僕も統計をとっていないですので「気がする」としか書けないけど、なんか確実に存在を感じるのです。

ニュータイプとしての勘(ピロリロリーン)、というか(嘘)

 

サロン系…「マインド系」とも言えるかな?は大きく分けて2種類。

どちらもSNSでフォロワーを多く獲得している写真アカウントのオーナーが運営していることが多いのですが

ひとつは

「感性」とか「センス」とか、目に見えないものを伝えるパターン。

そしてもうひとつは

フィルムカメラ写真好きの若者同士が集まるフォトウォークにありがちな「仲間で褒めあって昇華」させていくパターン。

前者は否定、後者は肯定で参加者のマインドから自由を奪い画一的に(つまりオーナーのオレ色に笑)してしまう厄介なものです。

もちろん、人気のある人の写真が優れていることに異論はないし、それに憧れるのも結構なこと。でも、その人に物理的な距離こそ近づけても、作品の質が永遠に超えられなくなる状態に自ら陥る必要はないとも思いませんか。

肌色多めでコントラストの高いザラついた写真が量産されたとて、結局は「元祖」だけが勝つネットワークビジネスみたいなもんだし、α7IIIにタクマーやヘリオスくっつけて撮るとか、Nikon FM2CONTAX T2に期限切れフィルムを詰めて撮ることを流行らせるのは悪魔の所業(どちらもアンバランスだしカメラ業界の役には立ってない)とそろそろ気づいたほうがいい!…という俺の話も聞かなくていいから、若いのには自分らしく花を咲かせて欲しいのココロ。

ね、冒頭の歌とつながった。

 

今回の主張は、まぁそんなとこです。

 

追伸:

写真愛好家だけじゃなく、モデルさんも変な毒され方をしないほうがいいですよ。

たまにポートレートで「何mmレンズを構えてこの距離だからどの辺までを意識してポーズできるようにカメラを学びたい」と書く人がいますが、その程度はカメラマンが的確に指示すべきことです。

また、カメラによってセンサーサイズが違うので、50ミリはフルサイズにとって標準でもm4/3には望遠、中判には広角レンズです。もっと言えば、ズームレンズは前から見たって今何ミリかわかりませんし、カメラマンも無意識なので「24-70mmの今53mmあたり」なんてすぐに把握できやしない。

…あ、やべ!

今リアタイで敵増やしてるね僕?

表現直しますと、決して「無駄なことをするな」というのではありません。

レンズと画角の関係は写真の大事な要素の一つですよ。

とはいえ、中途半端な“〇〇すべき”(この場合誰かから「被写体もレンズの画角を見て、言われなくてもそれにあったポーズを考えろ」と吹き込まれたのでしょう)を覚えるくらいなら、いつでも全身どこでも来い!状態にしていただき、その中の「イチバンの部分」をポートレートとして切り取れるようにしてくれた方がカメラマンとしてはありがたいのです。

 

というわけで、結論。

僕のSNSフォロワーさんがもし万単位になったら

みんなのために「若い人がサロン系に引っ張られないための自由なサロン」

でも作りますよ…あ、あれ?笑