カメラはラヴ&ピース!で2020

カメラ博愛主義、レンズ開放主義のブログ

ポートレートカメラマンよ、お前の罪を数えろ!

ある日。

僕の元に翔太郎とフィリップがやってきて、タイトルにある台詞をキメてきたとしたら?

仮面ライダーW(ダブル) Blu-rayBOX 1

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  • 出版社/メーカー: TOEI COMPANY,LTD.(TOE)(D)
  • 発売日: 2013/07/12
  • メディア: Blu-ray
 

 「No!!!!、もはや運命は定まったも同然だ。何でもいいから反省の言葉を思いつくままに吐いてしまおう!」と、こんな自省の弁を述べてしまうかもしれない…というお話(もちろん全てフィクションです)。

 

ひとつ:風景カメラマンの悪いとこどりをするかもしれない罪

花火や日の出など、ポジション取りが大事な風景カメラマンのように、いろんな場所で勝手に「俺の空間」を作って場所を占拠、挙げ句はモデルさんを危険なエリアに立ち入らせてでも「映え」を狙った撮影をするかもしれませんでした。道や線路の側でフラッシュを焚くかもしれないですし、お花や葉っぱとコラボさせたくて、モデルさんに野生に生えているそれらを手繰らせ、手折らせるもしれません。

注意されたら究極「みんなやってるじゃないか!」の開き直りをしてしまうかも汗

この前グッディでも特集されていたように、道路を危険横断してその先にあるロケーションで撮ろう!と企む自分の未来を否定することができません。

全部まだやっていないですが、そのシチュエーションにいたとして、やらない勇気があるか?の自信がありませんすみませんすみません。

 

ふたつ:スナップカメラマンの悪いところをマネるかもしれない罪

スナップカメラマンさんのように「キャンディッドフォトは自由な権利」とばかりに電車やバスの中で不意撃ちをし、モデルさんが全く撮られると思わず無警戒で気の抜けたところを「構えていない良い表情」と言って無音電子シャッターで撮るかもしれません。傍からは無神経極まりなくても、写真だけ見ればそれはスナップの偶然が生み出す作品としての魅力として写っているに決まっているはず、と。

そして「ノートリミングノーレタッチこそ至高」とばかりに、隅にチラッと写る卑猥な看板も、モデルさんが気にしていたニキビもそのままSNSにアップしちゃうかもしれません。一般的な肖像権より作品的著作権を優先しない日本こそおかしい、そんな独善的な思考がほんのちょっとでもないか?と問われても、やはり自信がありませんすみませんすみません。

 

みっつ:マング…じゃなく、撮り鉄の宿痾すらマネるかもしれぬ罪

撮影に集中するあまり、線路側の樹木が邪魔なら枝を落とすか最悪伐採するくらい、フレーミングとタイミング重視で被写体と自分の間に遮るものは全て敵、と見なすかもしれませんです。

連合赤軍がテルアビブでSMGをぶっ放したように所構わず連射…じゃなく連写、駅のホームで撮る時に子供が横切れば罵声を浴びせ、美しいイルミネーションの玉ボケを乱す背後の通行人には舌打ちで追い払う、と公共の場にいながらさも自分の縄張りがあるかのように振る舞うかもしれない…未来が絶対ないなど、そんなことが言い切れる自信がありませんすみませんすみません。

 

よっつ:カメコの悪事を手本とする可能性がなきといえない罪

「ローアングルで撮れば脚が長く綺麗に見えるよ〜」などともっともらしいことを言って、ガードの甘い初心者を狙ったパンチラショットを撮るかもしれない。そして、「誰と誰は学生の頃から知ってる」とあたかも有名被写体と親密なように自分をアピールしつつ他のカメラマンへのマウントをしまくり、撮影機材でもマウントしまくりな「しまくり千代子」に今後なることがないなど言い切れる自信がありませんすみませんすみません東京だよおっかさん(しまくりまクリスティの方が良かったかなw)。

 

いつつ:フィルムカメラ界隈に蔓延るダークサイドに墜ちるかもの罪

モデルさんでフィルムカメラに興味のあるコを「フィルムカメラは安いよ」と安易に沼の淵へ引きずりこみ、「電池がいらないし修理が簡単」と扱いの難しいフルマニュアルカメラを買わせ、案の定操作に困ると手を差し伸べて「みんなで教えるよ」とフォトウォークに参加させ、挙句に「フィルムは高いから」と共同での個人輸入を持ちかけ、ずるずると間違った情報を吹き込んで沼に沈めつつ、自らは知らぬことのない神のような立場に立つ、まるでソープやAVの女衒みたいな洗脳が意外に簡単にできちゃうのね!なんて恐ろしいこと、思っててもしません…なんて、うーん自分でも知らないうちにやっちゃうかもで自信がありませんすみませんすみません。

 

むっつ:そして極め付きはポートレートカメラマンの原罪

カメラを介さなくては異性と会話もろくにできないくせに実のところ自己顕示欲の鎌足、じゃなく塊。インスタでは柄にもない女子ウケ狙いのお洒落撮、ツイッターではフォロワーの本性をくすぐる肌色多めで発信を重ね、フォロワーが多きゃ多いで「少ない奴は努力しないのに僻み根性がうぜえ」、少なきゃすくないで「多いやつは傲慢で他人の写真を評価しねえ」とそれぞれ他方を思いやることなく罵る。

挙げ句はポートレートを出会い系と勘違い。

そんなポートレートカメラマンになんて…ほんの1ミリでもかすらないで生涯を終えると言い切れる自信がありませんすみませんすみません。

 

さて。

ここまで白状したので、呆れ果てたWは風都へ帰ってしまいましたとさ。

めでたしめでたし。

 

え?めでたくないって?

なんだその言い様は!カメラマンは悪い奴らばかりじゃないぞ!

一括りにするな、何ほざいてやがるんだ!!

まあそう思いますよね?

でもほら、これは主観ですからw

人それぞれの考えがあっていいんですよwww

って、便利な言葉ですよね。

僕は他人様のブログやツイートで「個人の意見」という名の暴言を時々見かけるたびに、ほぼ100%この言葉が書いてあって、しかも反論にも必ず「だからこう書いてるだろ、俺の主観なんだから」と書いてあるので、「主観」と但し書きすれば免罪符になると確信して今回のブログを書くに至りました。

 

なーんていうのはうっそ〜。

 

そりゃ6つの罪はこの世に全く存在しないわけではなく、事実トラブルも存在していますが、全員がそんなレッテルを貼られるほど、それぞれの分野のカメラマンは揃いも揃って悪人なのでしょうか?

いや違うよ。

という証明のためです。

どのジャンルの写真を撮る人も、おおよそルールを守り、コミュニティも平和で、敷居も高くありません。だから上の6つの章を読んでもどれひとつ肯けないし、「んなこたぁない」とタモリさん並の反応になるのです。

 

もちろんそれはポートレートカメラマンも例外ではありません。

この分野だけ犯罪者率が高いわけでも何でもなく、普通にいい人ばかりです。

このところ、影響力のあるポートレート界隈のツイッター利用者さんが、自身に向けられた陰湿な言葉に反応してしまったことで、方々から何かポートレートカメラマン界は嫉妬と欲望渦巻く苦界のように書かれることがあるのは残念でなりません。

でもさ。

そんなん昔からあるんだってば。

秋山庄太郎さんなどが若手だった頃、女性ポートレート作品を発表する写真家を総称して「婦人科」と揶揄されていたのは有名な話ですし、木村伊兵衛さんのポートレートは今でも「どこがいいの」と云われます。篠山紀信さんが撮られたAKB48の写真は賛否が分かれましたし、加納典明さんは派手な私生活や自己プロデュースも相まって写真に対する評価も厳しかったように記憶しています。

秋山庄太郎・自選集〈1〉女の素顔

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木村伊兵衛 昭和の女たち (ちくまライブラリー)

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AKB48 Jump&Cry

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殴ったろか!

殴ったろか!

 

加納さんはTVや自らの出版物で反論してましたが、他の写真家は結局「どこ吹く風」。

大人(たいじん)とはかくあって欲しいものです。

 

井上陽水さんだって「君に寄せる愛はジェラシー」って言ってるじゃん? 

ジェラシー (Remastered 2018)

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あ、これこそ僕の主観か。