カメラはラヴ&ピース!で2022

カメラ博愛主義、レンズ開放主義のブログ

あ〜い、とぅいまてぇ〜ん!

ネットの世界は実に勉強になります。

 

皆さんのカメラや撮影に関するご意見を目にするたび、僕の未熟さを反省することしきりで、撮影スタイルや、機材を見返しては、日々参考にしています。

 

ソースは敢えて明かしませんが、こないだも

「ライカを使えないカメラマンは欧州では三流扱い」

との記事を目にし、幾多のライカ使いによる写真の歴史が紡がれてきたヨーロッパの厳しさを知り、自分の至らなさをも痛感しました。

僕なんぞスタートラインに着く前に、まずライカが買えないのですから!

 

また最近

「RAWであとからなんとかなる前提で撮るカメラマンはどうかと思う」

という個人的な思いをお書きになっていた方もいました。

自らを省みて恥じ入るばかりです。

なけなしのお金をモデルのギャラとスタジオ費に当て、限られた時間内で撮っているためか「ピッチリ露出を合わせたり、最適なピクチャースタイルで撮るなんて無理ゲー」と端から決め込み「あ、これ後でPhotoshop使って仕上げるね」などと平気で言っていたような気がしてなりません。

覚悟のなさを反省…。

 

そういえば、定番のご意見として

「イケメンの方がいい写真を撮れる」

もよく目にしますね。

もはや競争前から勝負ついてるのか…だからうまくならない。

そう考えると全く同感です!僕はお世辞にもイケてません(汗)

ベースが問題外なら無理して着飾るより、最低限の清潔感は確保しておくにしても、モデルさんのためにちょっとでも投資したい、と思っていたのが全く無駄だったとは…もしや撮影でお会いするモデルさんを最初の10秒でがっかりさせ続けているのではないか?と、自作を見返す日が少なくありません。

ところが、それが憂いをたたえ儚さを秘めた表情なのか、「チェっ、こいつイケてねえオヤジだな」と落胆している表情なのか、未熟ゆえに判断できないのです…。

おそらく後者なのでしょう、いやはやなんとも。

花ざかりの君たちへ ?イケメン♂パラダイス? DVD-BOX(前編)

花ざかりの君たちへ ?イケメン♂パラダイス? DVD-BOX(前編)

 

 

また、これもよく見かける

「被写体をエロい目で見るな」

というご意見には、毎回毎回同調コメントも多数寄せられ、相当数の方が腹に据えかねられているご様子。

ああ、本当にごめんなさい、僕は全く罪深いです。

エロスやタナトスがそこはかなく漂う作品を「芸術」と勘違いし、せわしなく撮影しながらもどこかに「ほんのり隠されたいかがわしさや死の匂い」を写真に込められたらと、たまに意識をわざとそちらへ傾けたりしていたのですが…単なる邪念、セクハラでしかなかったのですね。

 

外見も内面も否定され、しょぼくれていると更に

「ツァイスレンズは趣味で蘊蓄垂れるオヤジのもの」

というご意見までが目に飛び込む始末。

アイタタタタ…胸も耳も痛い。

今のデジタルカリカリレンズにない「まろ味」に魅了されるあまり、僕はすっかり実態に乏しいヤシコンツァイス神話の虜になっていました。

バカだな。

 

そして更に

単焦点レンズの方がいい写真がとれる」

と言い切られてしまうと、もうどうしていいやら…。

フジ純正レンズは高倍率ズームしか持っていないのです(泣)

人物に、お花に、スナップにと重宝して使っていた我が身の愚かさがどうにも許せません。

なぜ「広角・標準・中望遠・望遠・マクロ」と単焦点で揃えておかなかったのか…いや、便利な生活に慣れきった現代人ゆえの生来の不精が「いい写真」を撮る唯一の道すら閉ざしていたとは。

 

トドメの一撃が

「機材はやはり高級な方がいい、金はかけるべき」

「高い機材に頼るなどもってのほか、安い機材で撮れてこそ」

という両極端のご意見。

…わーーー。

どっちでもない僕はどうしたらいいのでしょう!

もう、この言葉で締めくくるしかありません。

 

「あ〜い、とぅいまてぇ〜ん!」

で・す・よ。