SNSだから写真が面白い
…noteで写真・カメラ関係の記事を読んでいる方なら、タイトルを見て
「お前、ラヴでもピースでもねぐ挑戦的だな」(byカミナリ)
とツッコまれるかもですが、そんな意図はサラッサラーのアラフィフティー♪。
だって、現に面白いじゃない!
「フィルムカメラが若年層にウケだした」のも
「お金になる写真はプロが撮るもの」という概念が崩れたのも
「特権的意識の老害ハイアマチュア層」が単なる裸の王様だとバレたのも
これみーんな、SNSによる写真の新たな文化が生まれたおかげ。
20世紀だったら絶対起きなかったような奇跡がここ数年、猛スピードで起きまくってるって、面白くないわけがない。
それなのに、まぁ。
「ス●ップ○ート」で誰でも売れる写真が撮れますとか煽って散々甘い汁吸っといてからに
「つまらない」
なんてタイトルを書く奴の気が知れ…おっと、平和に行くのだったw
そのようなタイトルをしたためたお方のお気持ちを察することが私には難しくってよ?
(言葉だけ丁寧にしてみた笑)
「いいね」が目的で写真撮ることは薄っぺらいの?
それはそれでいいじゃない。違うの?
もっと極言するなら
「撮ることは楽しいかなんてどうでも良くて、いいねとRTの獲得だけに血道をあげて」
いるとしても、それすらアリでしょ。
タグに「#私を布教して」とか「#1ミリでも良いと思ったらRT」ってのがついてても、それは軽薄じゃない。おっさんはともかく、JKの承認欲求なんてピュアなものじゃんか。
ちなみに。
このブログは現在「全記事ひっくるめて」1日あたり数十人に読まれればいい方です。
僕のインスタは850~60フォロー、Twitterは340~50といったところ。
人気の被写体さんを撮ってリツイートでもされなければ「いいね!」は3ケタどころか、ツイートあたり10を超えることすらままなりません。
この現状を鑑みて、確かに少ないこと自体には凹むし被写体さんにも申し訳ないけど、タグの付け方だってアップする時間帯だって、全体の見せ方だって全然下手打ってるのだからしょうがない。
フォローバック欲しさにフォローに行ってないからしょうがない。
目的がそれらとは違うんだもの、しょうがない。
マシュマロは関係ない(ん?)。
でも僕はそれでも楽しい。
全然知らない人から評価をされると、とっても励みになります。
また逆に、他人様が完全に「いいね」狙いで撮ったスマホ写真がバカうけしていても、それはそれでアリだって思うし、薄っぺらいとは思いませんよ。
単に価値観の違い。
21世紀初頭までプリントかスライドで楽しむものだった写真は、今や完全にスマホで楽しむものにシフトしています。シェアは焼き増しからブルートゥース!(オードリー春日さん風に言ってると思ってください)へ、発表はインスタ。
もはやSNSと写真とは不可分のものなのです。
その延長線上で目が火星人のように大きかったり、肌がその子さんより白かったり、ヒゲと耳がついてウサギみたいになってる顔まで「ポートレート」ってなってくるとカオスやなーですけど、ぶっちゃけ戦前のお見合い写真だって本人とかけ離れたようなレタッチが普通にされていたというし、日々流れてくるそれらの加工を否定できるほど、我々の歴史は写真に対して真摯だったわけではありません。
インスタグラマーになりたくて撮ってる?全然いいじゃんね!
と、ここでネタ元明かし。
つまらないとおっしゃるタイトルのブログはこちら。
SNSのせいで写真がつまらない|もろんのん@moron_non|note
読めばわかりますが、この方の書いていることはタイトルの通りではなく「SNSのせいで写真を撮るのがつまらなくなったら、原点に帰ってみれば」という問いかけでして。
つまり決して見下した発言ではなく、恐らくは単に良心の発露です(だったらもっとタイトル工夫しろやしてください)。
でもさ。
目的が「いいね!」でその獲得手段が写真だったら、そうは行かないのよ。
だから、大枠で外してる。
仮に「SNSで評価されずに疲れた」なんていうカメラマンがあなたのそばにいたとして「心が動いた瞬間云々」と言ってあげても響かないでしょう。代わりに、承認欲求を満たせる別のステージがあることを教えてあげた方がいいように思います。
例えばグループ展示会だってあるしZINEも作れる。フォトブログもあればキュレートサイトもあるし、なんなら個人ウェブサイトでも写真掲載に特化したものが簡単に立ち上げられる。
アサカメに送って佳作に推されつつ選者に酷評されてもいい、地域のお祭りのイベントに飾って賞品もらってもいい。
朝ドラのエンディングにも使われるかもしれないし、朝日新聞に掲載されるかもしれない。2019年現在、写真を投稿できるステージは無数にある。
それが嫌なら、いっそ発表すらしなくてもいい!
撮ることが面白くないカメラマンなんていますか?撮るだけとってデータを保存しておけば、楽しい経験だけが残っていいリハビリになること請け合い。
それである日、偶然スマホで撮ったお友達やペットやお花の写真にふと目が止まり「あ、この写真アップしたらウケるかも?」と思ったら、再び立ち上がって荒野の戦場に帰ってくれば…ね。
そういう懐の深さが他の芸術と違う、写真の良いところじゃないのかなあ。
あ、今すげー良いこと書いた!!
だからスターくれ!いやください!!
ついでにTwitterにも貼っとくから、いいねを〜〜〜!!!
さみしいクリぼっちがさもしいまとめをしました。
シングルベール、シングルベール(最近言わないね、もう死語?)♪
サンタさん、これくれないかなぁ?
写真がもっと楽しくなるから笑